佐渡島や大畑町で
使われている言葉です

    

いかの漁具関係

modoru

編者はこれをまとめてみて佐渡島の人たちのイカ漁に対する工夫アイデアが沢山あり感動した。イカ漁の文化は日本海文化であると思う。

大畑町

佐渡島

トンボ

トンボ

中層釣具(疑似鈎)
中層イカ釣具の総称、疑似鈎
イッポントンボ

1本釣具(初期の型)
1本竿のトンボ、1挺トンボ

バッタリ

ニチョウトンボ 2挺釣具
ヤマデを使った2股トンボ(明治後期)

ハネゴ ツノ、ハネゴ(ミズカンザ)

浮き釣具(角竿)
海面に浮上したイカを釣る漁具(角を突けた短い竿、上釣具)

イッポンズノ

イッポンズノ  

1本角竿
1柄1竿の上釣具

ニホンズノ

 2本角竿
1柄2竿の上釣具(佐渡独特)

グウ、ソクグ(ソクマタ、ヨマ)

底釣具(底具)
底層のイカを釣り上げる漁具でビシを使った2股釣具

ツノバコ

角鈎箱
ツノ用疑似鈎を入れる木製小箱

ツノザオ

角竿
ツノ台に取り付ける短い竿

ツノウエ(ツノダイ、ザマタ)

ツノウエ(ツノダイ、ザマタ)

角竿の柄(座股)
角竿ヲ取り付ける胴部が三味線の疑型の桐製の柄

ツノトンボ

角製疑似鈎
牛、鹿製のトンボ

ナマリトンボ

ナマリトンボ

鉛製疑似鈎
胴部が鉛製のトンボ

カナマキトンボ

カナマキトンボ

糸巻き疑似鈎
鉛製のトンボに紺や赤の木綿糸を捲いたモノ

カナマキキ

カナマキキ

糸巻き機
トンボに糸を巻く手回し機

マツノキトンボ

マツノキトンボ

松の木疑似鈎
胴部が肥松製のトンボ(初期)

ハダカトンボ

裸疑似鈎
鉛製のトンボ

レンケツトンボ

レンケツトンボ

連結疑似鈎
トンボヲ数個から数十個連結したイカ釣具(終戦後使用)

トンボノガザ

疑似鈎の傘針
疑似鈎の針(真鍮又はメッキ鉄製の張り10−12本)

ガザナオシ

傘針直し
のびた針を曲げ直すこと

ハリサキカエ

ガザカエ

傘針替え
使い古して針先の鈍磨した傘針を取り替えるコト

ハネゴッパリ

イツゲガザ

1段傘針
傘針が1段のモノ

ハイカラ ニケニガザ

2段傘針
傘針を2段に取り付けたモノ

ガザガソル

傘針が反る
傘針が反って伸びるコト

ヒッカケ ヒデキ

引き手
1段傘針で軸が竹又は真鍮の疑似鈎

ヤマデ ヤマデ

山手(山大)
2挺トンボに使う白陶製の鍾に鍋弦型の真鍮針金を取り付けた天秤の1種(明治後期以降)

ヤマデノミネ

山手の背
ヤマデの鍋弦型の真鍮針金の上部

グウノエ(イケ)

底釣具の餌
ソクグの友餌、ヒデキの軸に生イカの肉片を巻き付けて使う

イケマキ

底具の友餌
捲き イカの友餌を巻き付けること

セキマキ(セキヤマ)

席捲き道縄
麻糸又は綿糸を芯にして細糸を席巻きしたトンボ用の道糸縄

トンボノジク

釣具の軸(棹)
トンボ縄を結び漁具を上下に操作するときに使う短い棹(桐製)

ヒツカケ

引っ掛け
3−4尺の女竹棹の先にヒデキを取り付けた引掛け具(ヒデキの別称)

トンボナワ

釣具縄
トンボ用の道糸用の3つ子撚リ金引麻糸又セキマキした綿糸

グンナワ グンナワ

底具縄
ソクグ用の右と同じ縄

トンボノカナマキ

トンボノカナマキ

疑似鈎の糸巻き
カナマキトンボの糸を捲くこと又は糸の取り替え(作業)

トンボゴシラエ

釣具造り
イカ釣具の製作及び手入れすること

トンボノカシラ

疑似鈎頭
疑似鈎の傘針の付く部分

セド トンボノドウ

疑似鈎胴
疑似鈎の胴体(真ん中)部分

トンボノシリ トンボノシリ

疑似鈎尻
疑似鈎の尾端口糸の結ぶ部分

ヒルイカトンボ

昼イカ疑似鈎
夜間用の疑似鈎よりは胴が細身で傘針もやや細い物(昼釣り用)

ラッキョウトンボ

丸胴疑似鈎
ベークライト製の丸胴らっきょう型のトンボ

オッパイトンボ

オッパイトンボ

中空弾体疑似鈎
胴が中空半透明の柔らかいビニール製の疑似鈎(ごく最近の製品)

ヨマガザ ヨマガザ

底釣り疑似鈎
ソクグ用の疑似鈎、ヒデキの別称(姫津)

ウズラ ウズラ

乳輪
トンボ用の先端の道糸を結びつける輪状の部分(綿糸で作る)

トンボノシッテ

トンボノシッテ

漁具の尻手
トンボ縄の尻手、船の座板に結びつけて海中への転落を防ぐ

ノウクリ ノウクリ

縄繰り竹
トンボやグウをから引くときに縄や舷を痛めぬ為に舷側にかぶせる2つの割竹(すれ防止)

ムシトンボ ムシトンボ

鉄疑似錘
古鉄を灼きなおし、叩いた自製のトンボ

トンボマキ

トンボマキ

漁具型ちまき
トンボ(錘)の型に似た端午の節句に作る萱の葉で包んだチマキの名称

出典は福島徹男著『佐渡島いか釣り漁法の史的考察』(上)佐渡史学・第9集(昭和48年10月号)です。