modoruイカの質問集

イカの墨って何ですか?

1)成分はセピオメラニン(我々も持っている黒い色素メラニンと相似の黒色色素)
です。
2)機能的には、生きたいかが吐く時は粘液とともに吐きだされるので、しばらく散
らないため、敵の眼を逸らすダミーの役目をします。
3)松江氏や高谷氏の研究によると墨のなかには抗がん性物質も含まれていると云わ
れています。拙著「いかはしゃべるし、空も飛ぶ」とか「いかの春秋」をお読み戴く
ようにご案内下さい。
(イカ博士奥谷先生にお聞きしました)



イカの飼育について

イカは基本的には長期飼育困難な動物です。水族館なども展示飼育は短期間なのが普
通です。しかし施設の整った研究機関(例えばテキサス大学)では累代飼育をしてい
ます。手狭な施設ならばイカのなかでもコウイカ類は砂底にジッとしていますから、
泳ぎ回るスルメイカやヤリイカよりも飼い易いでしょう。

難しい点は
(1)新鮮な海水の供給、
(2)餌の確保、
(3)体の後を衝突させないこと、
(4)皮膚が弱いので怪我をさ
せないこと、
(5)共食いの防止などです。

(イカ博士奥谷先生にお聞きしました)


今、イカをメインに使ったミックスフライ弁当を
開発している者です。フライに一番合うイカ、新潟で発売することで
他県にはない優位なこと、あれば教えて頂けないでしょうか?

新潟にはたしかに新鮮なスルメイカが大量に揚りますが、スルメイカはフライに
するとやや硬くなり食べるとき身と衣が剥がれたり致します。フライに向いてい
るのは、むしろコウイカ系のイカですが、その主産地は瀬戸内海方面(あるいは
輸入もんごういか)なので、新潟でのご商売で大量に仕入れることは難しいで
しょう。ですから新潟で容易に安価で手にはいるスルメイカについてフライにし
ても硬くならず、衣ともなじむ処理方法を工夫開発される以外になさそうに思え
ます。
(イカ博士日大教授奥谷先生に聞きました)



イカの血 って何色なんですか?

イカの血液は肉眼的には無色透明です。他の軟体動物のなかには例えばアカガイ
のようにヘモグロビンを含んだ赤い血をもったものがいますが、イカやタコのな
かには赤い血をもつものは1種もありません。しかし、イカの血のなかには成分
として銅イオンがありますので、加工の際、身にうっすら青みがかったりする事
が起きるのはそのせいです。
(イカ博士奥谷日大教授)

「イカの血液は”青”です。生きているイカの鰓を見ると、きれいなブルーの血で
いっぱいです。イカの血が青い理由は、ヘモシアニンという色素が入っているからで
す。酸素と結合すると鮮やかなブルーになりますが、これは、ヘモシアニンのなかに
銅が入っていてそれが発色をさせています。人間の血でいうヘモグロビンの鉄にあた
ります。イカをさばいても、青い血はみえませんが、それは濃縮されていないからで
す。生きているイカの血管から注射針で血を抜いたら、青いのがわかります。なん
か、なまなましい話になってしまいました。しかし、生きているイカの鰓のブルーは
目がさめるような色なので、生物の血が必ずしも赤くないということを改めてどきっ
とさせる光景です。」(編集部)



いかの中央に縦に入っている、プラスチックみたいのは、骨なんですか? それとも何か別のもの?
イカの中骨です。この中骨は大変純度の高いベーター型キチンキトサンです。
カニの甲羅やエビの甲羅と同じ成分ですが、イカの中骨の方がはるかに純度がたかいそうです。
手術用の糸に使われていて、抜糸しなくとも良く自然に体に吸収されたり、人工皮膚に使われたりしているそうです。
イカの起源は貝と云われていて、貝の甲羅が中骨になったという事のようです。
また、イカの皮膚が様々に変わりますが今では皆さん知っておられると思いますが液晶に使われています。(編集部)


イカの腕と触椀のはたらきについて教えて下さい。

腕には吸盤が付いているのでそれによって海底や、餌や、交尾の相手や敵などに吸い付きます。腕そのものは筋肉で自在に動くので、腕を開いたり、閉じたりできます。ねじることも、これで海底の砂を掘ったりすることもできます。
触腕は先端にだけ吸盤があって、これは餌を捕まえる専門器官で、長い柄には通常吸盤はなく伸縮自在で、用事のない時は短く縮めているか、コウイカ類ではポケットのなかに収納します。触腕で餌をつかまえると普通の腕も総動員して逃げないように抱え込みます。つまり腕も触腕も摂餌器官と運動器官、それに一部は生殖器官をかねているといえばいいでしょう。(イカ博士奥谷日大教授)


イカやたこはどうして呼吸しているの
イカもタコもちゃんとえらを持っています。新鮮な水を外套膜と頭の隙間から体内に取り入れ、えらでガス交換(呼吸)をして、酸素がなくなった水は漏斗から吐き出します。イカをさいてみると、肝臓(ゴロ)の両脇に鳥の羽のような形をしたえらがみえます。(イカ博士奥谷日大教授)