下北半島の言葉には、アイヌ語がある。しかし、それは少ない。私が単語で同じものを調べたが、アイヌ語と同じなのは、
「あちゃ」おじ「わらし」こども「いさばや」漁場(さかなや)「かすべ(ぺ)」魚のえい「まま」ごはん「まぐらう」食べる「のな」うに「まぎり」小刀
          

などである。私は小学生のとき八戸からこちらに転校してきたが上記の言葉は「わらし」、「まま」以外は理解できなかった。「まぎり」?

 地名には、アイヌ語説が多い。しかし、アイヌ語と日本語と縄文に溯(さかのぼ)れば同じであると云う説がある位、二つには共通性があり、アイヌ語説には無理やりはめ込んでいるように感じるものも多い。しかし、「のっころ」「おこっぺ」「がけまっか」「おいっぺ」などは、どう考えてもアイヌ語である。「八幡湯坂」などは完全に中世に来た人が付けたものだ。他はよくわからない。
 
 むしろ、ここの言葉には、今使われなくなった古語が多く残っているのが面白い。
「やるべし」などは古典にみられる言葉だが、この地方では日常、命令というより、やろうよと、云う意味でよく使われている。「うに」は「のな」ともいうが、古語の「かぜ」ともいう。

そこで古語と思われるものを青色で表示した。

 もちろん、東北特有の「---こ」と、末尾に「こ」を付けたり「し」と「す」の違い等もある。
 


あくど
かかと
あっぱ、かが
女房
あどはだり
追加する
あべわり
気分が悪い
(あ)もこ
おばけ
あめる
腐敗する
あちゃ、おちゃ
おじ
あんちょ
じょせいき
いが、が、
あなた
いさばや
さかなや
いだこ
巫女
いだわし
勿体無い
うぇの
うちの
うだで
大変、困惑、

よい
おっかねぇ
恐ろしい
かさぶた
はれ物
かすぺ
えい
がぜ
うに
かっつぐ
追いつく
かっぱり
水に落ちる
からがぐ
結ぶ
かも
だんせいき
きかず
耳が聞こえない
きもやぐ
立腹
ぐだめぐ
くどくどいう
けな
上椀、うで
けがづ
飢饉
けづがれ
行け
けはぐ
機嫌採り
けやぐ
友人
ける
あげる
ごだく
放言
こっぱずかし
恥ずかしい
--さ
--へ
--さい
--しなさい
--さまい
--して下さい
さがし
かしこい
三平汁
アイヌ語か
しが
つらら
しとぎ
こな餅
しゃっこい
冷たい
じょせね
手抜かりなし
ずくなし
臆病
せぺこ.へっぺ
性交
そっちゃ
そっちへ
たがる
集まる
だはんこぐ
云う事効かない
たまげる
おどろく
ちょす
からかう
つらつき
容貌、顔
どうぱら
腹廻り
とっぱじょす
失敗、外す
なんぼ
いくら、いくつ
なんずき
ひたい
にが
赤ん坊
ねまる
すわる
はだぐ
たたく
はだげる
ひらく
はだる
たかる
--べ
--しょう
--べこ
--だけ
--べし
--しょう
へる
いう
ほいど
よくばり
ぼっち
あたま
ほんまじ
へそくり
まぐらう
たべる
まぎり
小刀
まなぐ
まま
ごはん
--みゃ
--しよう、だ
めらし
むすめ
めんこい
かわいい
もご
むこ
もっきり
晩酌、酒
やんで
祭りのだし
ゆいこ
助け合う
よごじゃ
主人の場所
よでこ
末っ子
よなべ
残業
わ、わら
わたし
わど
われわれ
わらす
こども

この項は、むつ市史、大畑町史、アイヌ語辞典、日本語とアイヌ語、蝦夷拾遺、大畑商工会青年部資料などを参考にしました。

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