杏邨先生は、楽山の習字の先生だ。
 杏邨先生は楽山とは、同級生でもある。
 高校時代、友人宅でみんなでテスト勉強をした時、香邨先生は綿密にまとめていたが、楽山は早朝にやるからと、インスタントラーメンを食べて寝たが結果はみなさんの考える通り。その後の人生もそれを引きずっている。先生は何をやってもプロ、「スキー」「音楽」はもちろん、「ゴルフ」はハウスの月例で何度も優勝、習字は、何十年前だろう、始めたといってたのは、

 MINORUとは、タイプがちがうが絵画でいうと「小磯良平」のようにデッサン力があるので、見る方に安心感を与える。
あのMINORUでも苦しんで苦しんで作品を造り出すのだから、楽山なんか、まったく「のほほん茶」だ。

 先生は刻字で「毎日賞」をとっている。

 先生は筆を休める日はない。生徒は筆無精。その差は縮むわけがない。
刻字のバックの色を見に秋や春の山に入り渓流に何時間もいて自然を感じるのだ。うーん、奥が深いのだ。最近、陶芸に懲り出した。また、地元の粘土を探すのだ。ちがうンだよ。

 習字の勉強会の「時習会」では、年に1、2回「そば会」をやる。手作りだ。
 そばの刈り入れからやったこともある。しかし、はじめは餅のようでかろうじてそばの味がするだけ、その美味しくないのを先生は「うまい、うまい」といって食べた。1つ目のうまいは、作った人へのいたわり、2つ目は自然への感謝だったのか。


 先生の部屋で1番すきなところ、筆のれん。